・映画

2011.01.11

武士の家計簿

幕末動乱の時代が舞台でありながら派手なドラマはなく,お城への出勤や一家の食卓など,繰り返される日々の営みが丁寧に描かれていて,それが好ましく感じました。そういえば,同監督の「家族ゲーム」も食事シーンが印象的だったような。主人公を中心に描かれる3世代の一家は,現在の日本の姿にも擬えられるところが心惹かれる所以だと思います。
藩の御算用者のお仕事は,地方公務員にも共感できるところがありました。「経世済民」というのは国家のみでなく,一家のことにも通ずるんだなあ。
おばば様が読んでる「塵劫記」を見て「天地明察」を思い出したり。さりげなく着こなされている着物の様子や,中庭の四季の景色がとても素敵だったり。
日常を真摯に生きる尊さ・美しさが,心に沁みる映画でした。

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2010.01.30

Dr.パルナサスの鏡

映画の愉しみって人それぞれにあると思いますが,私の場合は「目の贅沢」。どんなに感動的なストーリーでも,画が面白くなかったらダメだなあ。とゆことで,ギリアム監督の映画は毎回超ゼータクで大好きなのです。
鏡の中に広がる幻影空間も好かったけど,馬が牽く移動式の芝居小屋(見世物小屋?)が そりゃもうステキで!!!クラクラきました。
「この1人は数に含まれてないから,まだ君は負けてないんだよ」なんて,ゲームを続けたい小学生的な理屈をこねる あの人は,退屈した神様が悪魔の皮をかぶってるんじゃないカシラ(笑)
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原題は"THE IMINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS"・・・なんか「マラスキーノ伯爵の大快楽園」的な響きを感じまする。

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2008.08.11

アニメーションフェスティバル最終日

4日目(10日)のコンペティション。
080810_1私の今日の1票は「ボットゥーバートー」(マリーナ・ロゼ/スイス)。人魚姫ならぬタコ足姫が,漁師さんとトランプしたり,海賊を脅してみんなで仲良く(?)ビール飲んだり。可愛くてちょっとエロティック。ポニョといい,近頃は魚の女の子も悲しい思いをせずに自由に生きているのね(^^)
080810_2「つみきのいえ」(加藤久仁生/日本)は,水面が上昇していく世界(今回,温暖化をイメージする作品,多かったです。)で,積み木のように建て増される家に暮らす老人の話。ある日ふとしたきっかけで,水底に沈んだ部屋を訪ねるのですが,深く潜る毎に深く家族の記憶が手繰り寄せられる・・・・という構成が秀逸でした。ヒロシマ賞の匂いがしますのう。上映後,紹介された加藤監督は首タオルにゴム草履といういでたちで「シェー!」のポーズをキメてました(笑)
以上,これまでのあらすじ。

さて,いよいよ本日は最終日。
おたのしみの表彰式&受賞作上映です。
グランプリは「カフカ 田舎医者」(山村浩二/日本),ヒロシマ賞と観客賞(ダブル受賞!)は「つみきのいえ」(加藤久仁生/日本)でした。カフカものって過去の受賞作にも多いのですが,私はどーにも好きになれませぬ。たぶん,文学的より音楽的なもののほうが好きなんです。そういう意味では,日本語が判らない人のほうが言葉の響き(語りは狂言師・茂山千作)を楽しめるのかも。。。まー,審査員と私の意見が合わないのはわかってるんで(笑)
コンペティション自体が現在のトップレベルの作品集なので,受賞作以外にも素晴らしい映像がたくさんありました。
今回も楽しかったなー。2年後にまた!

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2008.07.20

ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子♪

キットみなさんの頭の中も巡っているであろうこの歌(笑)
昨日から公開の「崖の上のポニョ」見て来ました。
5歳の子どもの世界観で織り成される,絵本のような物語。
悪と戦ったり,世界を救うファンタジーは もぉうんざりなんす。魚の女の子が好き!それだけで好いんじゃー。理屈じゃないじゃー。簡単になれたら,この世界はまだまだ不思議な力に満ちているのかもしれない。魔法なんか無くってもネ。
CGを廃し,すべて手描きで表現したという画像は圧巻でした。海の底から見た景色,水底に沈んだ街,魚の姿をした荒れ狂う海・・・どれも美しく,不思議な驚きに満ちていて,子どものようにワクワクしながら見入ってしまいました。やぱり映画は「画」だよね。
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う~ん,もういっかい見たいかも。。。TVでなく,映画館の大画面で見たい。
そして,映画館を出る時に思はず「ポーニョポーニョ♪」と口ずさんでしまうワタシタチでした。
あ,今回の物語の舞台は広島県福山市の鞆の浦(とものうら)がモデルなんだーそーです。

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2008.06.15

SENSURROUND

コーネリアスのビデオクリップ集。
辻川幸一郎さん監督の「Fit Song」が見たくて買ったのですが,12曲中10曲が辻川氏の映像で,作品集としても楽しめました。
アニメーションフェスティバルで外国のアニメを初めて見た頃(今はむかし20数年前^^;),映像と音楽の密着度にびっくりしたものですが,MTVのミュージックビデオが数多くありました。(「ウォーレスとグルーミット」のアードマンスタジオが手掛けたものもあったんですよ。)
日本のミュージッククリップは中途半端な映画みたいで,あまし音楽的なものがないように思います。スペースシャワーTVでふっと「Fit Song」を目にして,「うわ~!これいいなァ」と惹き込まれてしまいました。まさに映像が,音楽の一部になって一緒に歌っていたのです。リズミカルな動きの中に静謐さが広がる瞬間があって,不思議なトリップをしているみたい。
アニフェスでも是非特集していただきたい作家さんです。ショートフィルム好きの方にも見ていただきたいなあ。ご希望の方にはお菓子しますよ?(笑)
Fit_l
余談ですがこのクリップ集,アーティストご本人が全く映っていないんですよ。それも珍しいよーな。

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2008.03.11

第12回広島国際アニメーションフェスティバル

2年に1度のアニフェスイヤーですね!
オフィシャルページに日程がアップされていました。
チラシも可愛い(^_^)

080311
第12回広島国際アニメーションフェスティバル
2008年8月7日(木)~11日(月)
@アステールプラザ

--->広島国際アニメーションフェスティバル

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2008.03.01

大好きの日

≒草間彌生 わたし大好き

080301_1やよいさんがつついたち。ということで,草間彌生さんの映画です。
前衛芸術家・草間彌生の現在に密着し,F100号50枚組の最新作「愛はとこしえ」が完成するまでを追ったドキュメンタリー。音楽を栗コーダーカルテットが担当しているのと,広島市現代美術館の草間彌生展が面白かったので,見に行きました。
自分の作品に「すてきねえ・・」と しみじみ言葉をかける草間さんは,とてもチャーミング。ある方が「現代美術は,ある意味生き様だ」と仰言ってたけど,日常生活の中でも自分の絵をプリントした服を纏い,一心不乱に表現に邁進する草間さんの存在そのものがアートのような気がする。そんな草間さんを愛情を持って支えるスタッフの姿も心に残りました。
栗コーダーの音楽は,エピソードの節目ごとにふっと空気を和ませるように使われていて,いい感じでした。

--->≒(ニアイコール)草間彌生


ヲルガン座オープニング showtime!! 3days!
 第2日目~かぶりもの大好きnight!~

映画を見に行った横川シネマで偶然見かけたチラシで知ったイベント。広島にジョン(犬)が来るの~?!行きたいッ!と思ってよく見ると,今日じゃありませんか。をを。これは天の采配か。とゆことで,その足でソッコー十日市に行きました。
080301_2会場のヲルガン座は2月18日に開店した喫茶店。入口を入るとカウンターがあり,その奥にテーブル席と舞台があります。昔の小学校で使われていた木の椅子とゆったりしたソファ。テーブル席の後方が二段ベッドのようになっていて,ちょっとした桟敷になっています。炬燵が置いてあってお客さんが和んでいるのが面白い。天井には小さな白い貝をクリスタルの様に繋いだシャンデリア。昭和テイストの秘密倶楽部のような趣です。
「かぶりもの大好き」の日ということで,司会進行はぬいぐるみのトラちゃん達。
赤い緞帳が開くと,可愛らしい小部屋のようなステージが広がります。唐紙風(?)の美しい壁紙に,両脇には鹿の剥製(ぬいぐるみっぽくて妙に可愛い。)の壁飾り。ステキです。
1番目は獅子舞いのむっちゃん。アルトサックスのアンビエント演奏に乗った獅子舞いです。結構リアル・・てゆか本格的で迫力ありました。客席の子どもたちを大いに脅かしてツーカイです(笑)
2番手は大人ロマンス。izumi(アコーディオン・ボーカル)・horoko(クラリネット・ギター・ボーカル)によるデュオで,昭和ロマンを感じさせるキッチュでコケティッシュなステージ。ロリータボイスのizumiさんの色っぽい蛇腹さばきも好かったけど,クールな眼鏡のhorokoさんが私的にはツボでした。
そしてラストはジョン(犬)。去年「拙者ア・ラ・モード」で初めて見てヒトメボレしちゃったのですが,やぱり人気者!でした。ラブリーボイスの着ぐるみオオカミ。オルガンを弾き歌う姿は,絵本の世界を眺めているようです。「鹿さんに挟まれて,ちょっとキンチョーしてます。」なんて,可愛すぎるぅ~!!>ジョン!もう,悩殺されチャウチャウ。
そんなこんなの,楽しいライヴでした。
喫茶店としても面白いので,またゆっくり訪ねてみたいものです。

--->音楽喫茶 ヲルガン座

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2007.08.27

「死者の書」DVD発売決定

人形アニメーション映画「死者の書」のDVDが10月24日(水)に発売されるそうです。

死者の書
提供:株式会社桜映画社
発売元:ジェネオン・エンタテインメント株式会社
企画品番:GNBA-3062
定価:¥3,990-
※本編「死者の書」(70分)のほか,序章「ひさかたの天二上」(15分),メイキング オブ「死者の書」(48分)を収録。

--->川本喜八郎 Official Web Site

「ひとこまサポーター」で,私の名前もクレジットされておりまする(^^)

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2007.07.27

ケロヨ~ン♪

母の証言によると,子どもの頃の私のヒーローはケロヨンと黄金バットだったそーです。カエルとガイコツですか(^_^;)
映画「ケロヨンのぼうけん」がDVDになったので,懐かしさに買ってみました。SFX無しオール着ぐるみ!これがミョ~に可愛いんだ。絵本のような色遣い,ヨーロッパ風の街並み,今の映画よりずっとオサレ。しかもケロヨンはカエルの分際でカーマニア。ネオクラシック,ジープ,スポーツカーにフォーミュラと,やたらカッコイイ車を乗り回すのです。うらやましい。ちなみに薬局に置いてあるコーワのキャラクター「ケロちゃん」とは別人なんだよ。
自動車事故をして叱られても,車を泥棒されても,お家が火事で燃えちゃっても,涙を流した後にケロッと立ち直る おめでたさ。いい性格だゼ(笑)日本人の根っこのとこには,こうゆうドライな楽天主義ってあると思う。
着ぐるみの動きのカワイさに加え,セリフのキャストも素晴らしい。思わず「ケロヨ~ン♪」「バハハ~イ♪」と口づさんでしまう新井勢津朗さんのケロヨン節,そしてモグちゃんやネズミくんの声が超チャーミング!最近のアニメ声って苦手なのですが,こうゆう声にはググッときてしまうニャー。かわうぃ~~
来月発売される「ケロヨンの大自動車レース」の他,「ケロヨン万国博に行く」なんて映画もあるらしい。・・・買ってしまいそーだ(^_^;)
Keroyon
--->藤城清治 劇場映画「ケロヨンのぼうけん」

(余)ちなみにバット様のことはあまし憶えてないのですが,「ワッハマン」(by あさりよしとお)は大好き~。ワハハハハ!

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2007.07.21

「夕凪の街 桜の国」初日

シネツイン2の初日舞台挨拶チケットが取れたので,行ってきました。広島は全国より1週間先行のロードショーです。
こうの史代さんの漫画のテイストそのままの,凛として温かな人々の姿と日々の暮らしぶりが心に沁みました。半世紀前と今と,姿は変わったけど,どちらも愛らしい広島の町が嬉しかったです。
パンフの映画評に「ものいえぬ人々」のヒロシマとありました。皆実さんが何故ワンピースをいやがるのか,防火用水に手を合わせるのか,髪飾りが「要らんようになる」のか・・・・言葉での説明はないけれど,静かに見つめる視線がすべてを語っている。原爆のことを知らない人には判るかな?とも思うけど,きっと伝わるよね。
「父と暮せば」の時もそうでしたが,広島弁の美しさが印象に残りました。他県の人からは(私も他県出身ですケド)「広島弁って喧嘩しているみたいに聞こえる」と言われますが,私は おばあちゃん達の話すゆったりした広島弁が大好きなのです。映画の中で皆実さん達が話しているのがまさにそんな広島弁で,いいなァ~~としみじみ(^^)

エンドロールが流れ終わると,満場のお客さんから拍手が沸き起こりました。映画見て,みんなで拍手できるって何かいいですネ。
続いて,佐々部清監督,麻生久美子さん(皆実),田中麗奈さん(七波)による舞台挨拶。終演後の挨拶とは珍しいですが,映画の余韻の残る中,いい感じでお話が聞けたと思います。麻生さんはスラリとして本当に綺麗な方。最近は「時効警察」のコミカルなイメージが強いけど,「CASSHERN」でルナを演じていたお人形みたいなコだったのですね。皆実は10年間女優をしていて初めて「この役は私が絶対演りたい」と思った役だそうです。監督曰く,キャスティングの決め手は「僕の"幸薄い顔"の女優ベスト3に入る女優さんだったから」とか(笑)「光栄です」と仰言ってました。麗奈ちゃんは映画では男前なイメージですが,妖精のように可愛い!映画の中での「じゃんじゃんかじゃ~ん!」といういかにも七波らしいフレーズ,実はカメラが廻っていない時に麗奈ちゃんが何気なく口ずさんだものがイメージぴったりだったので使われることになったのだとか。

(余)旭さんと七波さんの乗った651号の電車は,今も現役で走っている被爆電車。3番の宇品線でよく走っていて,私も通勤で時々乗ります。
(さらに余)西武新宿線の電車内のシーンで こうのさんがエキストラで出演されているそうです。わー,気がつかんかった!070721_1


初日来場プレゼントということで,クリアファイルをいただきました。わーい。
広島県外でご覧になる方は,28日(土)に公開されるすべての劇場でプレゼントされるそうですヨ。


--->映画『夕凪の街 桜の国』OFFICIAL SITE

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