・本

2011.01.03

ヒア・カムズ・ザ・サン

読書初め(?)はメリィさんの「ヒア・カムズ・ザ・サン」。
Hiakamu
「ソガイカン」「自転車古河電車日光」に続く3冊目は,文庫本。
折込あり,型抜きあり,楽しい造りの1冊です。
内容は,めり.コム掲示板への書き込みを集めた,日々のうたかたのような雑文集。
メリィさんの手になるパッケージは,CDでも本でも,可愛らしいお菓子の箱のようですね。
今年は音楽箱も聴くことができるのかな~(^^)

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2009.03.12

地を這う魚

090311吾妻ひでおさんの青春記まんが。
おバカで純情でビンボーで,いつもお腹はすいていて。ホンワカあったかくて胸の奥にキューンとくるような日々の風景。メリィさんの「ソガイカン」や石川さんの「『たま』という船に乗っていた」と同じ時代の匂いを感じました。
シュールな心象風景のような吾妻ワールドはコマの隅々まで楽しくて,何度も眺めてしまうます。登場人物(動物?)も不思議な生き物たちも,みんな何て愛らしいのでせう!(奴々・・なんかわからんけどカワイイよう)やっぱ凄いわ。素敵です。
水のない都会を自在に泳ぐ魚は「明るい絶望感」にも思えて,今の時代にも通じるものがあるかもしれないなぁ。でも不幸な感じは無くて,「満たされた感じ」が漂うのは お人柄(絵柄)の所為かしら。
それにしても,吾妻さんが「酒なんて飲むやつの気がしれん」なんてね(笑)

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2008.04.15

小川三知の世界

小川三知は大正時代に活躍した日本のステンドグラス作家の草分け。新日曜美術館の特集で見て,あまりの美しさに新刊本を買ってしまいました。写真がいっぱいでうれすい(*^_^*) 全国各地に残された三知の作品を巡り,建物の由来や人物のエピソードを交えた解説を読んでいると,実際にその地を訪ねて眺めているような気分になります。
細くて流麗な曲線と柔らかな色彩を用いた日本画モチーフのステンドグラス。三知は,ステンドグラスを日本家屋に応用するに当たって障子を意識したそうです。窓の外の景色まで絵の一部になっているのが得も言われぬうつくしさ。
陶芸家の板谷波山とも親交があったと知ってびっくり。私,この人の作品も大好きなのです。
新日曜美術館では,精緻なデザイン帖が映されていましたが,あの図案集も見てみたいなあ。
080415_1
●宮越邸(青森県北津軽郡)・涼み座敷の障子ステンドグラス(辛夷)
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●岩元邸(鹿児島市)・円窓(梅に蘭)


現存する作品(とりわけ美しいもの)は非公開のものが多いようですが,新日曜美術館でも紹介されていた東京の鳩山会館は公開されているそうです。いつか行って見たいな。

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2008.02.20

この世界の片隅に/上

080219
戦時中に広島から呉に嫁いだ すずさんを巡る物語。
「大潮の頃」など,子ども時代のファンタジックなエピソードも いとおしい。すずさんの実家がある江波は,私の通った舟入高校の近くなのです。大潮の日に,海を歩いて草津まで行くなんて,ワクワクする。「くすのき公」のご飯の話も大好き。食べるものがなくて,いろいろな工夫(苦労)をしたんだなーというだけでなくて,このレシピを眺めているだけで何やら楽しくなってしまうのです。
戦争の時代は暗い・辛い・悲しい,平和な時代は明るい・豊か・幸せ。一口に言うのは簡単だけど,今の世界がどっちかなんて,本当のところは過ぎてからでないと判らないのかもしれない。
人が其処に生きているということは,こんなにも仄かに明るくて温かい。それだけで在り難く,うれしいことなんだ。。。
巻末の初出一覧を見たら,平成と昭和を隔てて,ほぼ同年同月で連載していたのカシラ。この後降りかかる出来事にあれこれ思いをめぐらせてしまいますが・・・。こうのさんのペンが導く景色を見つめて行こう,と思います。
(余)すずさんがお嫁入りしてきた時の着物のモチーフなど,所々に印象的にあしらわれる椿の花は,呉市の花です。

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2008.01.15

とりぱん2・3

鳥では飽き足らずついに・・・・?かまさん,パセ太くん登場に至って共感の嵐。アタシもアゲハの幼虫飼ってました。たぶん,黒揚羽(やぱり知らないうちに羽化された。)。大人になって虫は苦手になってしまったけど,アゲハの幼虫はまだ撫でられるような気がする。スベスベしてて足が可愛いんだよね(^^)

時々挟まれる四季折々の山菜ネタに,父を思い出しました。道端の木の実や草とか,そのへんに落ちている海草を取っては「これは○○だ。おいしいんだよ。」と言う。近所の公園でも「お!これは椎の木だ(*^_^*)」と言って実を拾い出す。一緒にいたウチらも採集本能に火が付いて,夢中で拾い出す。親子だね~(^_^;) 通りかかったおばさんが「どんぐりなら,あっちにありますよ」と声を掛けてくれる。知らない人にとっては,そんな貧相な実をたくさん集めてどうするんだって感じだよね(笑)。椎の実はフライパンで炒って食べるとウマい。縄文の味じゃ。
私と妹の間では,父の尊敬できるところは「食べられるものをよく知っている。(食糧危機が来ても絶対生き残れるよね。)」ということで一致している。

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2008.01.11

とりぱん

080111タイトルは「鳥にパン」てことなのかな?野鳥のみなさん,カワイイ~!各羽(笑)のエンディングの随想的なシーンもステキです。
「ぴっぴら帳」を読むとセキセイインコが飼いたくなるけど,「とりぱん」読むと,エサ台を置いてみたくなるニャ~。

一緒に暮らせるなら,犬や猫より鳥がイイ。それもスズメとかメジロとか,禁断の野鳥(笑)
そして究極の夢は皇帝ペンギンと同居!毎日いっしょにお散歩するだよ~ぅ。南極生まれの群れで生活しているひとを飼うなんて,虐待も甚だしいケド(^_^;)まー,・・・・・・夢ですから。


こんなん見てみたい・・・・っ!⇒
(小鳥が牛脂が好きとは知らなんだ。)

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2007.12.18

シシ12か月

071218わかつきさんから贈っていただきました(*^_^*)
実はAmazonの通販で注文していたのですが,商品調達中(在庫切れってこと?)ということでいまだ入荷待ち状態・・・やはり人気なんですね~>シシ君。
おかげさまで今年中に読むことが出来て,嬉しいクリスマスプレゼントになりました。
いつもながら素敵なブックデザインです。表紙の紙の肌合いや色遣いが「和ごのみ」な感じで,歳時記風の内容にマッチして好。カラー口絵の じゃんぼたにしさんによるフィギュアも可愛くって,ニコニコ眺めました。
四季折々の美しい和菓子のように小さくて味わい深いお話たち。シシくんが笑ったり拗ねたりしている姿だけで,なんだか仄々と温かい気分になってしまう・・(#^.^#) タネマキのお話では,砂漠の魔法使いの「蒔かぬ種は生えぬと申します♪」のくだりがリフレインしてしまいました。余談ですが,帯に「スピンオフ読切集」とあったのを見て一瞬「メトロファルスのスピンオフ?!」と思ってしまった^^;(正解は,「ソコツネ・ポルカ」です。)。
折に触れ,ふとページを開いては本の中で遊んでみたいものです。

じゃんぼたにしさんのラブリーフィギュア,こちらのペェジで見ることができますヨ。
--->シシ12か月発売記念!シシくんフィギュアプレゼント

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2007.10.14

20世紀少年(続)

寝不足にならない程度にちゃくちゃくと(笑) 以下,ひとりごと。
いつのまにか21世紀少女になっているような気も・・・・とか言ってるうちになんかコワイ展開??に。このままじゃ眠れなーい(泣)と,かなり読み進む。
12巻にちょっとしたサプライズ。凝った造りだなぁ。本ならではの遊び心ですね。
「違うヴァージョン」てのに,思わず「トツテモトツテモ・・♪」というフレーズが過ぎってしまうました。ははは。(このたび,正式に歌詞になったのね。)
最初は夢破れちゃったオヤジ・・・みたいに見えた秘密基地の仲間たち。お話進むにつれて,どんどんカッコよくなっていくのが素敵です。途中で命を落とす人にもそれぞれにキラリと光るエピソードがあって,作者・浦沢さんの人間に対する肯定的な思いが現れているような気がします。だからこんなに心惹かれる物語なんだろうなー。
(まだ,つづく)

071014"20th Century Boy"聴いてみたくて買ってみた。いっぱいあったけど,漫画の中でフクベエのお家にあったベスト盤。虎に乗ってるのがなんとなくメリィさんみたいな感じのひとだったので・・・(#^.^#) この曲,知ってたよ!これで書き文字が聞こえるー
メリィさんといえば,中学2年の時,物語冒頭のケンヂ君と同じように昼休みに放送室にドーナツ盤持ってって・・・てのをやったそうです。「『ビタースウィートサンバ』でしたけど。」・・・って?→オールナイトニッポンのテーマだったのですね。ププッ。同級生になってみたかった。

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2007.10.11

20世紀少年

完結したら読みたいなーと言い続けて数年。まとめて譲っていただいて,今さら読みはじめました。
おもしろーい。読み止らなくなりそう。若ければ2日間ぶっ通しで読破するとこだけど(笑),もったいなくもあり。ちょっとずつ確認しつつ。リアルタイムで読んでたら,どんなんだったんだろーなー。
年齢的にはうちらより5歳上くらい?の世代だけど,気分的にはぴったりハマります。
繰り返し出てくる思い出の秘密基地。あの頃はどこにでも原っぱや裏山があって,あらゆる世界に繋がる冒険の舞台でした。
漫画ファン的には気になるキーワードが鏤められていて,あれこれ考えるのも楽しい。そして,物語の中にはいつも音楽が流れている。音楽を知っている人には,この描き文字が活き活きと響いてくるんでしょうね。いいなァ。
なんとなく,高校時代のクラブの部室を思い出しました。漫画研究部だったんだけど,音楽好きの人が多くて,ラジカセからはいつもビートルズとかクイーンとかディープパープルとか?流れていたっけ。
大人になった20世紀少年たちの冒険活劇・・・・・どうなっちゃうのだろーーー。(つづく)

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2007.07.09

工場萌え

突然ですが,「新幹線の車窓からのベストビューは?」と問われたら,くっきり晴れ上がった日の富士山より何より,夜の徳山工業地帯がサイコー!と答えます。
とりどりの光に照らされた金属の構造物が車窓を駆け抜けていく。
どっか遠い星の風景を見ているような,未来の廃墟を見ているような,夢うつつな心もちになります。いつかこの美しい景色をビデオに収めたいものだと思いつつ,そんなことしたら怪しい人だよなー・・・・と思い留まっとります。

とゆことで,「工場萌え」。コメント欄で先に突っ込みが入ってしまいました(^_^;) 話題作なんですねー。
石川哲さんの工場グラビアも素敵ですが,大山顕さんの工場愛が炸裂する文章が素晴らすい。「脱力系」と評されていますが,なかなかどうして確信犯(笑)。ここまで書ければ,立派だっ!
大山さんは「工場とは「第2の自然」なのではないか、と思ってしまう」と書いていましたが,げにまっこと。人間が作り出した生産のための究極の建造物でありながら,近寄り難い自然の美しさに通じるものを感じます。
「美しさ」というものの枠組みを見つめ直す,という観点からも面白い本でありました。

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